穏やかな連休でしたね。

 土日はD&Dセッション、祝日は地域の会合の資料とか小説の原稿とか書いていました。・・・もちろんネトゲーもやっています。ダメ人間です。はい。
 軍事評論家の江畑さんが亡くなったとNHKのニュースで知りました。ご冥福をお祈りします。
 うちの父親なんかはTVに常連で出てくる評論家という方々を、とても公表できないような言葉でTVの前で口汚く罵るのですが・・・それが余暇の過ごし方と言う、一緒に過ごしたくないお楽しみでアレですが、自分的には大変解りやすく解説してくれる人だナァと思っていました。まだ六十歳ですよ。若すぎる。呼吸不全?むー、そうなのか。自分も子供の頃に気管支喘息やっているので、気をつけないとね。
 そして読み終えたもの。

御曹司たちの王朝時代 (角川選書)

御曹司たちの王朝時代 (角川選書)

 題名と内容が微妙に違うと思いましたが、興味深い本です。ネタは十一世紀の日本の、いわゆる平安貴族階級の書簡集で、親しい人への手紙なので自分の名前も宛名書きも略称でしか書いておらず、これは歴史上の誰やねん?という特定ができない手紙ばかりです。しかしそれゆえに普遍性があるのかも知れません。いろいろな悩み事、出世、勤務、お付き合い、恋愛、物の貸し借り、生活の苦労・・・その当時の中級、上流貴族たちの物の考え方や価値観、そして文学の中で語られる優雅な貴族たちからはほど遠い実像とか、大変面白いです。
 こういう事を理解して古典とか読むと、なるほど、源氏物語は確かに夢の世界の話なのだナァ、と変な感心の仕方をしてしまいます。でも古典の時間にちょいとこんなエピソードを紹介するのも面白いよナ、なんて思ったりしましたね。