快晴の週末でしたネ

 そう。快晴なのに屋内でゲーム三昧でした(いつものこと)。ゲームデイありがとやんた。自分のDM卓は立てられませんでしたが、普段遊ぶメンバーとは違う方々と楽しめましたよ。
 それはそうとて読書感想。

ハイドゥナン (上) (ハヤカワSFシリーズ・コレクション)

ハイドゥナン (上) (ハヤカワSFシリーズ・コレクション)

 SFを読むといつも、これはサイエンスフィクションではなくて、サイエンスファンタジーではないかと思ったりします。自然科学、社会科学的な理由付けをしながら、結局よく解らないものが存在していて、それが物語のオチになったりしていたりするので。
 これもそんな感じかしらん?沖縄トラフに異変が生じ、このままでは沖縄が沈んでしまう。それを食い止める話なんですが、マントル周辺に存在する電流を主食にしている単細胞生物がいて、それに働きかけて悲劇を食い止めようとするのですが、その働きかけを行うのが与那国島の巫女というかなんというか、しかもその人たちには情け容赦ない神の要求、修行というのかな、が加えられ、そのせいで彼らは精神的に追い詰められてしまう。しかも巫女を助けて惹かれあう青年との運命も・・・あらら、なんて救いようのない。
 まぁ一応メデタシメデタシなのですが、そのハッピーエンドがほろ苦くも希望があって、その希望の部分が、ああ、ファンタジーだよなー、とか思いました。そこでエウロパの話が生きるのか、なるほど。
 ネタバレしないように一生懸命なので、訳のわからん文章になってしまいました。海洋サイエンス小説みたいな側面と宇宙探査が出てきて戸惑うのですが、最後はまとまっていました。そういう話ですネ。