日中の暑さなければねぇ。

 そう思う今日この頃。予報では名古屋は一週間ほど最低気温は二十度を割り、最高気温は三十度を下回る陽気。寒暖の差が激しいのが悩みの種ー。朝起きると鼻水がガガガ。
 『ポルメリアの物語』、次の話を書いているのですけど、筆が、いや指が止まらないです。あれれ?ここで区切っておこうか?と思うと、いやこのエピソードまで書くべきだ、とか、ここまで書いておかないと次の話が中途半端になっちゃうとか、色々思いついて書き続けてしまうのですよ。まぁ来週中にはHPに載せたいです。久々の戦闘シーンだし。うーん、どうやって殴り合わせよう?
 そして今読んでいるもの。

畿内・近国の戦国合戦 (戦争の日本史11)

畿内・近国の戦国合戦 (戦争の日本史11)

 このシリーズ最後の刊行ですかね。最新情報を反映している本もあれば、従来の説を繰り返しているだけのものもあり、自分にとっては当たり外れが多いと感じたシリーズでしたが、これにて終了です。
 管領細川氏の論文とかを読み終えた後だったので、この本に書かれたところも「あれれ?」と思う場面が多々ありましたが、しかし細川政元暗殺後の混乱からはなかなか面白く読めまして、特にページの五分の二を割いて当時の防衛施設、大名の支配拠点であった守護所の事等書いている部分は大変興味深いです。
 それまでの日本の歴史の中で城というものは紛争、あるいは戦争期だけ存在する一時的な施設であったのに対し、戦乱が打ち続くにつれて防衛施設が恒常化していきます。それも最も発達したのが迫害闘争が多かった本願寺派の寺院だったようです。そして鉄砲装備も大名権力よりもむしろ寺院系の門徒衆とかの方が早いし充実しているようで、中には野伏が鉄砲を持っていたとかなんとか。鉄砲は組織的に装備されたというよりも、交易、海運業で富を得た寺院門徒が個別に購入していたのが始まりという印象です。
 あと祟りを恐れながらそれでも防衛拠点として有効だからって古墳の上に城を築くとか。
 まだ全部読んでいないけど、面白いですねぇ。