阿呆のように惰眠を貪る

 本人、何も疲れているつもりはないのですが、日曜日は大変良く眠っていました。まぁ朝は九時過ぎには起きていましたが、布団に寝転がって本を読みながら転寝したりして、三時過ぎに牛乳を飲んだ後、本を読みながらまた寝てしまい、気がついた時には五時半だった・・・。これだけ眠ると夜寝付けないものですが、十二時近くに目蓋が重くなり、今朝六時過ぎまで寝てました。よく寝ているナ。しらないうちに風邪気味だったとか?いや、そういう事はよくあるのです。夏バテなのかも知れないし。しかし惰眠を貪れるとは、なんて幸せなオレサマ。
 そしてその土日かけて読みきってしまったもの。

グアルディア (SFシリーズ・Jコレクション)

グアルディア (SFシリーズ・Jコレクション)

 著者が考えている主人公、ヒロインよりも単性生殖を二十五年周期で繰り返し、同一の遺伝子を持っていても同じ人間ではない亜人の娘と、遺伝子調整で強靭な生命力、免疫力を持つ長生種メトセラの青年とその子孫たちの愛憎こそが物語の主眼ですネ。断然割かれている紙数が違うし、彼らの愛憎こそ読み応えがあります。それに比べれば主人公とヒロインの関係なんて単純明快で解り易く、語られる分量の少ないことっ。たぶん話を考えているうちに想定した主人公たちよりも脇にいるはずの人々の方が魅力的になるという奴ですナ。
 三部作らしいです。重くて一杯の設定を処理するのも、モノローグに語られているのが誰なのかすぐに解らない点も難点ですが、自分は面白かったので、次の作品を探して読みたいと思いますよ。