雨が降ったり、降ったり・・・

 そうですね、梅雨ですからネ。
 先日の岸信介評伝?入門?を読み終えて思ったこと。
 基本的に日本の政治家においてはイデオロギーは重視されず(バリバリ右派の岸氏が日本社会党に入党する話があり、本決まり直前でご破算になってる)、政策論議よりも政局、権力争いが重点がおかれる傾向があるようです。
 野党はどんな政策だろうと、とにかく与党の法案は葬ろうとしますし、与党は与党内で次期総理総裁を目論み、誰もが現職を引き摺り下ろす事に躍起になっている。政策を論議してその優劣を国民に問う事を目指した二大政党制は、結局そんな党派的な動きの前に機能しませんでした。それが55年体制の本質なのではなかったのかと思います。
 その55年体制が崩壊して十五・六年がたちます。自民党公明党との連立で政権を十年ほど担ってきましたが、選挙に勝つために安直に頭を変えるとか、やっぱり体質的にはあんまり変わっていない。野党側も、牛歩戦術を使いたがる他の野党に比べれば対案を用意する民主党はマシになっているのかも知れませんが、争点、論点が未熟に見えるのは気のせいでしょうか?政権交代を口にするけど、それで本当に変わるのかどうかは疑問で、気分転換にはなるかもよ?ぐらいですか。
 道徳的な事や、政策の有効性はともかく、岸という人は政治家として長期のヴィジョンを持ち、そして長らく、おそらく九十で亡くなる直前まで政界に影響力を持った人でした。それは官僚時代から培ってきた人脈、金脈を基礎に、岸という人自身に目指すべき政策が、優先順位をつけてやるべき事が見えていたからできた事なのかも知れません。
 人脈や金脈が無ければ影響力を作り出せない。継続して目指すべき政策がなければ、その影響力を持続できない。
 今の政治家の中に、こういうタイプの人が見当たらないのが残念です。
 そして、ようやく手に入れましたわい。

Caricature

Caricature

 HMVで買おうかと思ったのですが、発売日一日後に行ったらなかった・・・入荷遅れ?それとも売り切れ!?
 今週末にBonnie Pinkのライブがあるので、それまではそちらのアルバムを聞きまくりです。来週から本格的に聞きますかのぉ。車のHDには録音してしまいましたがネ。
っポイ! 27 (花とゆめCOMICS)

っポイ! 27 (花とゆめCOMICS)

 昨日たまたま本屋にいったので買いました。高校に受かったしそろそろ終わりですな。
 しかし考えてみればこのマンガって十八年かかって中学三年の物語を続けたのねぇ。あらまぁ。