梅雨の晴れ間

 昨夜はお祭りの会議で白熱しまして、三時間も会議していたよ。差し入れしてもらったパインアップルとか酒のつまみとか(酒は出ていないのに)食べていたら晩飯が食べられなくなりました・・・あれれ?
 先日買ったもの。

なんて素敵にジャパネスク人妻編 第8巻 (花とゆめCOMICS)

なんて素敵にジャパネスク人妻編 第8巻 (花とゆめCOMICS)

 瑠璃姫・・・甘いなっっっ!原作を知らないからこの先の展開は読んでからのお楽しみになるのですが、自分が書き手なら帥の宮に必ず反撃させますがナ。とはいえ、コバルト文庫原作だから、あんまり悪い人を出してはいけなさそうだし(学生時代に読んだコバルトは甘すぎで虫歯になると思った・・・敵役までいい人にしたがる展開にある意味脱帽した)、エゲツない事にはならないと思うけど、思うけど、妊娠していたら困るって女性の腹に当身するような男が酷くない筈はないと思うのですが。怖い男だよ、帥の宮って。
 そして読み終わるもの。読み終わったもの。
東国の戦国合戦 (戦争の日本史10)

東国の戦国合戦 (戦争の日本史10)

世界史の中の日露戦争 (戦争の日本史)

世界史の中の日露戦争 (戦争の日本史)

 戦国合戦の方は目新しい記事はあんまりなかったかな。ただ上杉謙信という武将は、実は政治家としての資質の方が優れていた人なのではないかと思いましたね。病弱の兄貴に迫って家督を相続し、京の朝廷や将軍に働きかけて自分の立場を正当化し、なおかつ官位まで、それも殿上人待遇の、雲の上の官位をもらって強化し、緒戦の圧倒的勝利を利用して関東を制圧したところなんかは、好機を掴むのに敏なるものもあるかも。ただし一端その衝撃が薄れると地元ではない人間の悲しさで、結局のところ関東の大名たちに利用されるのよう形で終始しました。まぁ越後から関東に略奪行に訪れて部下の欲望を満たしていたらしいので、どっちもどっちか。
 しかし後から考えると武田勝頼上杉景勝と結んだのは誤りだったと思えるのですが、当時の状況からすると景勝と結んで北条を反北条連合の大名たちとともに制圧してしまうという選択肢アリでした。事実北条は三方を敵に囲まれる事になり、中央の織田家の庇護の下、関東の主となる事を目指さざる得なくなるのですから。
 だから後背地の支援がなくなり武田家があっさり滅んだという事ですネ。
 日露戦争の勝利が、実はイギリスとアメリカの有形無形の支援によるものであったこと。
 戦後の日本がいかに戦訓を読み違えたのかという事がはっきり解りました。太平洋戦争に負けたのも当然というような感じです。日露戦争に勝ってしまった為に、皮肉にも日本は近代化の道を自ら閉ざすような真似をしています。特に陸軍が。自分たちの失敗を直視せず棚に上げ誤魔化してしまったところから、歯車がかみ合わなくなるのですねー。ほんと、軍人って現実主義者じゃないと務まらない職業だ。それができる人間が一体何人いるだろう・・・とか思います。