今日もいい天気ですネ

 バタバタしていた本業が少し落ち着きました・・・いや、もっと注文プリーズなんですが、まぁ不景気ですからネ。
 珍しい事に発売日に買わなかったものを昨日買って読みました。

風光る 26 (フラワーコミックス)

風光る 26 (フラワーコミックス)

 渡辺多恵子さん、デビュー三十周年だそうです。あらま。そしてこの『風光る』は連載開始から十二年経過したそうで・・・あらまあらま。・・・新撰組なんて実質活動期間が大変短いのに、こんなに長く続くとは・・・よっぽど大好きでエピソードが泉のように湧き出てくるんだろうなぁ・・・。
 最初に読んだ作品が『ファミリー!』でちょうどアニメ化されていたんですよねぇ。あれからこんなに買い続けていくとは思いもよらず・・・コメディで押しながらシリアスで落とすって作風が好きなのかな、自分。しかしこの話はどう落ちをつけるんだろうなぁ。確実に死ぬの解っている総司と確実に生き残る斎藤、その間にいるセイ。とはいえ、決着をつけるところまで話は進んでいないのですけれども。
物語 イランの歴史―誇り高きペルシアの系譜 (中公新書)

物語 イランの歴史―誇り高きペルシアの系譜 (中公新書)

 もうちょっとで終わりそうなもの。
 以前の認識だと、イスラムは頑なだし、ヨーロッパやイスラエルとの約束ばかり破っているから進歩できない、と思っていたのですが、エジプトやイランの近代史を読んでみると、イスラムとの約束を破ったり裏切ったりしていたのがヨーロッパで、イスラムの人たちがヨーロッパの政治家をまったく信じられないという事が解りました。
 つまりー・・・ヨーロッパ近代の悪事が中東の紛争の種をまき、沈静化に持っていけない原因になっているという事で・・・問題は根深いナァ。
 面白いのはイランの人たちと日本人の感性というのは、妙に近しいところがあるということ。
 プロ野球で活躍しているダルヴィッシュの親御さんが、一体どういう経緯で結ばれたのか知りませんが、案外日本人とイラン人のカップルというのは、思っているよりも多いのかも知れませんね。
 イランの人が日本人に親近感を持ったりしているのは、結局好転しなかったけど、かつてイギリスによってイランの石油不買運動が行われた時、戦後まもなくの日本が数度、イギリスやアメリカの妨害がありながらイランの石油を買い付けていた事もあるらしいです。お互いの利害がいい方に一致すると、こういう幸運もあるということ。
 日本はこういう関係を財産だと思わないといけませんねぇ。