ばたばた、ばたりんこ
と午前中の仕事が終わり、ナントカ余裕を確保しました。
栗本薫さんが亡くなりましたねぇ。ご冥福をお祈りします。思えばこの方は腐女子の元祖みたいな方で、ものすごいパワーで自らの妄想を発信する可能性を切り開いた先駆者でありました。重ねてご冥福をお祈りします。・・・やっ、才女というよりも、そういうイメージが強いのでネ。
振り返れば中学時代に『風の谷のナウシカ』と『グイン・サーガ』に触れなければ、自分はここまで小説書きにのめりこまなかったような気がします。ナウシカは新たな世界と表現の展望で、グイン・サーガは、これでもゆるさ・・・げふんげふんっという意味で、ですが。
結局のところこの方の作品は時間とともにあたくし飽きてしまいまして、『グイン・サーガ』もヤケクソ気味で買っていたのですが、先日発売された巻を立ち読みしてみて、どうしてもイシュトヴァーンに耐え切れなくなり買うのをやめました。最終巻を『豹頭王の花嫁』と宣言された時点で結末が読めたので、結果が解った出来レースを見ているような気分でしたからね。登場人物が好きになれなければ、もう読めなくなります。グイン・・・好きだったけど、これはもうアカンて感じになりましたし。
おそらく栗本さんが癌を患われた事と無関係ではないのでしょうね。二十代の登場人物が老いを感じると口走り始めたところからシラケてきまして・・・これは作者本人の投影だったのだと今更ながらに思いますが、作品としては活力が失われていく事、この上なしだなぁ、と。
妄想爆裂もいいけど、作品と作者はなるべく切り離して考えないといけないのかも、と考えてしまいました。
あと、ついさっき買って読み終えたもの。
ジオブリーダーズ 15―魍魎遊撃隊 (ヤングキングコミックス)
- 作者: 伊藤明弘
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2009/05/28
- メディア: コミック
- 購入: 3人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (34件) を見る
しかし危機的状況であるのは間違いなしです。やばいです。全滅シナリオです。田波くんは男になりました。これが死にフラグじゃないといいのですが。うわー!!次巻が待ち遠しいわい。