なんか静かな朝です

 GWだから?まぁ、うちも明日から五連休なんですが。それだけですが。
 あ、東京コミティア行きます。よろしかったおいで下さいまし。居眠りしているオイラをたたき起こしてくだされ(ダメ人間
 今読んでいる本に、歴代のアメリカ大統領の風刺というか辛口略伝というのか、そんなものがありまして、まだ十八代大統領ぐらいまでなんですけど、アメリカ人が本当に『偉大』と思っている大統領はリンカーンなんだなぁ、とつくづく思いました。つまり、奴隷を解放し、南北戦争を勝ち抜いた大統領なんですが、奴隷制廃止よりも南北戦争を勝ってアメリカを南北二つの国にしなかった事が凄く高く評価されているのですネ。
 日本みたいに、近代に入ってから分離の危機がなかった(第二次大戦後には分割案があったらしいけど)国ではピンとこないかも知れないけれど、アメリカは暫時国土を拡張(征服)していった国なので、国としての境界が曖昧なんだと思います。日本は外国とは海を隔てているので国境線を意識する事もほとんどないしネ。それになんとなーく、古代からこっち、日本は一つの権威の下、とりあえず一つの国って意識で続いてきました。もちろん東北以北の蝦夷や南九州の隼人という存在が古代にはありましたが、何百年も前に統合されてしまったようなものです。これから先、よほど大きな戦争とかなければ日本の国が割れる事はないでしょう。
 しかしアメリカは違いますネ。州は一つの国家だし、日本の県とは比べ物にならない自治権や軍事力さえ(民兵ですが)持っています。アメリカの連邦政府の方針が気に入らなければ独立するという選択肢も常に存在する訳で、それが具体的な行動して現れたのが南北戦争でした。もしもこの内戦に連邦政府が勝てなかったら、アメリカは三つか四つぐらいの国に分かれていたかも知れません。
 そう考えると国家の分裂を防いだ功績は大きいのかも知れませんネ。
 まぁリンカーンも常にユーモアを忘れない人柄だったようで、この辺りも民主主義国家の政治家としてあるべき姿と思われている点かも知れません。
 それとは別に色々思った事もあるけど、読み終わってから書く事にしよ。