慎みましょうって書いたばかりなのに・・・
ええ、またやっちまったんですよ。
しかしスケベ心に導かれたとはいえ、なかなか文学というか芸術というか・・・日本語にしっくりくる言葉がないのが残念・・・芸術でいいのかな?
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しかし見ているうちに、裸はどうでもよくなります。どうでもいい事はないけれど、特に背中からお尻の辺りがたまらないんですが、それはさておき、変転していく人間関係とその苦悩がドラマになっていて、四時間という壮絶な長時間が気になりません。ラストもハリウッド的メデタシメデタシもいいけれど、こんな結末とも言えない結末もいいものです。たった四日間のドラマですが、最初と終わりとで人間関係はまったく変わっていないように見えます。しかし確実に違うのですよ。
新進気鋭の画家?とその恋人で作家、十年前に大作を物にしようとして挫折した老年の大画家とそのモデルをしていた妻。
エマニュエル・ベアール演じる若い画家の恋人をモデルにして、老画家は再び絵筆を取りますが、その中で四人が四人とも苦悩し、作品が完成した時、老画家も妻もモデルも、その冷淡さと残酷さに絶句してしまいます。それが『美しき諍い女』という絵だったのですが、画面には現れません。そして老画家は壁に完成した絵を塗り込め、まったく別の、素描を元にした絵を仕上げて、それを画商に引き渡します。画家が絵を封印した事を知り、妻とモデルは平静さを取り戻しますが、恋人を奪われたような感覚に囚われ苦悩していた若い画家は、その平凡な絵を見て老画家に非難めいた事を言います。
それから四人がどうなったのか、どうとでも想像できるラストシーンでしたが、なんか新鮮でよかったなぁ・・・もう二十年近く前の作品なんですが。
いい作品なんだけど、また見る気になるかは正直微妙・・・四時間だもんなー・・・。
- 作者: 高橋慶太郎
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ああ、ボス・ドミニク!!おいしい敵役だったけど、お早い退場だな・・・いや、もしかしたら復帰するかも知れない。「最悪だっ」という口癖が好きなんだよなー。「上等じゃないですかっ」と言った途端に負けたところが好きだ(え?