そうか、この人は言うことがコロコロ変わるか

 それが中央政界の習いなのかしらん?
 という謎の発言はともかく・・・昨日の衝動買いは当たりだったよーな気がします。

Tale of Rose Knight―ばら物語〈Vol.1〉

Tale of Rose Knight―ばら物語〈Vol.1〉

 ルネサンス期イタリア。設定はイタリア戦争中なんだそうですが・・・『サッコ・ディ・ローマ』と言われるルネサンス・ローマを破壊しつくした略奪、放火事件の十数年後のようなので・・・ひょっとしたらもはや決着がついているんじゃないの?という年代です。『サッコ・ディ・ローマ』後のローマ教皇は独自の軍事力などほとんど結集できず、神聖ローマ皇帝のハプスブルグ家の軍事力に頼ったり怯えたりする日々の筈なので、まぁ物語はフィクションです。
 しかしさもありなんと思えるようなフィクションなので楽しいです。方陣形を取って進むスイス兵、銃兵と槍兵を絡ませるドイツ傭兵、マイスターに率いられた職人集団の砲兵、貴族たちの騎兵、とまぁ細分すればもっとある、バラエティーのとんだ時代でした。それぞれの戦闘描写、ヒロインの過去、戦闘指揮、敵の前に味方を疑わねばならない同盟軍の内情・・・うう、タマラヌ。
 誤字はともかく、ただ一つ気になったのは、騎兵が歩兵を蹂躙して、騎馬が倒れた歩兵を踏み潰すシーンがあったのですが、馬ってこんなことできるのかなぁ・・・と。後ろ足で蹴り上げる事はできますが、馬というのはそれすらも滅多にやらない、つまりとことん攻撃的でない動物と聞いています。前足で人間を踏み潰す・・・うーむ、できるのかな?どうなのかな?
 とにかく、年一回発行されるペースみたいなので、来年が楽しみです。
 ・・・溢れる本棚をどうにかしなきゃならないのに・・・