さっきは小雨が降っていたのに

 今は太陽が覗いています。アレレ?
 寒いのは今日まで?明日まで?らしいですね。今夜は飲み会・・・しかも終電までやっちゃう可能性大なので寒さ対策はしておかないとネ。
 昨日は配達中、事故による渋滞に巻き込まれまして、色々本が読めました。

アマテラスの誕生―古代王権の源流を探る (岩波新書)

アマテラスの誕生―古代王権の源流を探る (岩波新書)

 アマテラスという太陽神、それも女神は、おそらく南方起源の海洋民の神であると思われます。6世紀には『伊勢大神』といわれヤマト王権でも知られる神となりましたが、基本的には伊勢の海洋民の神でした。ただヤマトの王権にとって東国への海路の出入り口として、また太平洋を望む、つまり古代において不老不死の、豊饒の国と言われた海の果てを望める土地、伊勢の神として有力な神とは認識されていたようです。
 もともと8世紀までアマテラスは畿内ヤマト大王家とは無縁の神でしたが、壬申の乱を機として徐々に徐々に皇祖神として位置づけられ、明治の国家神道成立にいたって天皇家の祖神となりました。
 その思想的な背景と経過を書いた本・・・かな?
 この本を読むと、確かにアマテラスって主神を張るような派手な、主導的なエピソードはないんですよねー。どちらかというと弟のスサノオの方が英雄神として目立っているし、古代の豪族もスサノオ系のオオクニヌシを祖神にしているものが圧倒的です。しかしヤマト大王家とそれを支える職能豪族はタカミムスヒという神を奉じていました。この聞きなれない神の由来から解き明かしています。
 安直でヒステリックな神道論ではなく、学術的な考察の上に論じているので結構説得力があります。
 古代史はこんな風に論じてくれると安心できるのですがネ。 えーっと、アニメの劣化版になってしまいました。イシュタムの時の演出力やエネルギーが感じられない。うー。イシュタムの話の続きを描けー。とか思ってしまいました。はー。 キャラの等身がおかし・・・げふんげふん!いや、ほのぼのでいいですヨ?本屋さん限定探偵の限界を何処まで広げてくれるのかが楽しみだったりしています。ふふふ。