幸せな月曜日でした。

 ふふふ。好きなマンガが三冊同じ発売日。三冊とも面白かった。うひひ。

ヴィンランド・サガ(7) (アフタヌーンKC)

ヴィンランド・サガ(7) (アフタヌーンKC)

 アシェラッドの過去編みたいな感じでした。いいですネ。トルフィンのことを「バカ」と呼ぶ気持ちも理解できますネ。実際、今のところ彼は単細胞バカですからネ。
 このマンガを読み始めてからノルマン王朝以前、つまりデーン人とアングロ・サクソンの王朝が攻防を繰り返していたイングランドの歴史に興味をもって、ちょろりと調べたりしていますが、やはり史実と物語りは設定が違いますネ。クヌートは母方がポーランド系で、スヴェン王による最後のイングランド侵攻において彼が率いた軍勢はデンマークポーランドの連合軍らしく、つまり侵攻当時クヌートは弱い立場どころか形式的にしろポーランド勢の旗頭なわけで、スヴェン王急死後、総大将になるのは自然の流れ、アングロ・サクソン系の王を追い落とした後、イングランド王になるのも自然。兄が亡くなったのでデンマーク王位を継いだのも一見自然な流れなんですよね。まぁ、自然な流れに見せかけた、という可能性は否定できませんが。
 クヌート死後、『北海帝国』が崩壊するのも、そりゃ支配機構が脆弱で領地を家産扱いしていればそうなるよな、という自然な流れです。はい。
 トルフィンのあだ名が出てきたところで、モデルになった人物が確定しました。つまり、この物語の落としどころはだいたい読めました。ということは、そこへいたるエピソードが楽しみになってきましたわい。
ヒストリエ(5) (アフタヌーンKC)

ヒストリエ(5) (アフタヌーンKC)

 アンティゴノスが・・・あれれ?フィリッポス二世と思っていた人が・・・あれれ?アレキサンドロスだと思っていた人が・・・あれれ?という巻でした。馴染みの薄いカタカナ名は覚えにくいですが、これからの展開、こっちも面白そうだナァ。しかし、そうかエウメネスって亡くなった時が四十五歳か・・・うはー、先は長いですよ。物語の主題がはっきりしたら端折るかも知れないけど、でもそんな事はしないかもしれないと、単なる予想ですがネ。
無限の住人(24) (アフタヌーンKC)

無限の住人(24) (アフタヌーンKC)

 はーい。尸良くん大活躍です。がんばってます。ドS男最後の見せ場・・・か?良い子に見せられないシーンは次巻にお預け。
 しかし、最終章なので全ての伏線に決着をつけねばならず、最後最後といいながら、これで何巻伸びるのだろうか?と思うような密度ですよ。まるで某DBのようだ。いや私的には最後までドロドロやっちゃってくれるなら大歓迎でございますよ。はい。

 時事ネタ
 映画『おくりびと』がアカデミー外国語映画賞を取りました。本木さんという俳優さんは割と好きな方です。生真面目な印象が好きなんです。その人が最初に映画化を考え、十五年かけていい脚本家さんとめぐり合えて、こういう実を結んだ事の方に私は興味がわきました。見るべきなんだろうなぁ。TVでやるだろうなぁ、そのうち。
 日本映画として久しぶりの受賞ですから、たぶんTBS系列で放送するでしょう。その時見よう。