寒い日が続きます。
今週末から月曜にかけて天気が崩れて、その後、来週は暖かくなる予想らしいです。暖かくなると少しは鼻がよくなるかもですよ・・・って、今週の土日はD&Dセッションでお出かけですよ、せにょーる。それで雨が降るのか・・・いやんだなぁ。
そして、今読んでいるもの。
- 作者: 繁田信一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 2008/05/10
- メディア: 単行本
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そして貧富の差が天と地ほどもかけ離れているのが平安時代ですから、宮廷人の気まぐれが庶民の一喜一憂どころか、収入の多寡、それどころか命に関わる事にもなり、いやはや現代に生きていてよかったとか思ったりしますよ、ほんと。
同じ著者の作品で『天皇たちの孤独』という本も読みましたが、こっちは横暴、横柄な摂関家に振り回され、運命を狂わされる天皇や后たちのエピソードなんですけど、一貫して藤原兼家、道隆、道長ら権力者を『奸臣』と呼んでいるところが気になった。『賢帝』とか評判の一条帝でさえも、他人の心を踏みにじる事は平気でやっているので、この時代の人と言うのは節制とか自己抑制という言葉がないのかも知れません。一条帝が摂関たちの抑圧から逃れたら『暴君』と評価される可能性もあったわけで、それで『奸臣』と言われても、しらけるよなぁ。
まぁ、そんな事を思ったりして。
- 作者: 繁田信一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 2006/12/28
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