寒いなぁ
冬だから当たり前なんですがネ。
年賀状の宛名書きは終わりました。もう投函できます。はい。毎回用意する年賀状が微妙に足らない気がする・・・ちゃんと数えておけばヨカッタ。
まだ途中だけど、そろそろ読み終えるもの。
- 作者: 石田晴男
- 出版社/メーカー: 吉川弘文館
- 発売日: 2008/06/28
- メディア: 単行本
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足利将軍は有力な守護大名との合議によって幕府を運営していました。もともと足利氏自体が、鎌倉幕府の有力御家人ではあっても、他を圧倒する勢力を持っていた訳ではないのですから。
となると将軍の政治的力量によって専制的に振舞えたり、できなかったりするわけで、六代目の足利義教という人は籤引きで選ばれた人でした。当時籤は神託を受ける神聖なものであると同時に、やはり偶然で運よくなったものと揶揄される対象でもありました。元僧侶、しかも有力寺院の住職であった義教は神意によって選ばれた将軍として専制志向を強めますが、あまりにも恣意的に大名の挿げ替えをやってしまったが為に赤松満祐に暗殺されます。
その息子である足利義政は、よく文化的には精力的であったが政治的には無気力、無能と評価されるのですが、実はもっと精力的に父親の方針を推進したようです。しかし、やはり行き当たりばったりな事をやってくれて、守護大名の後継者争いが激しくなり、乱に発展したという・・・。やはり無能?
もしもこの時期に足利将軍に政治感覚の優れた人を得ていたならば、戦国時代はなかったか、それともかなり遅く始まったかもしれません。とはいえそれは、足利義満から嫡男に教え受け継がれていったものでしょうから、四代目将軍の足利義持の息子が早死にしてしまった時点でその道は断たれたのかもしれません。とか思ったりして。