寒い日々

 今日は色々買わなきゃなりません。
 明日妹夫婦のところへ行ってくるので、手土産に姪っこのリクスエトでチョコレートケーキを買ってこなきゃなりません。くっ、オイラ好みのビターなのはNGだろうなぁ。
 他には今日発行のマンガがありますからのぉ。・・・お金も下ろしてこなきゃだわ。
 そして昨日読み終わったもの。

北条得宗家の興亡

北条得宗家の興亡

 前にも読んだかな?と思うタイトルですが、読んでみたら初読と気付いた。
 だいたい鎌倉幕府の歴史です。源頼朝から始まって滅亡するまでの、北条家の政治史みたいな。
 時政、義時父子のように親子で権力闘争(のようなもの)をしたり、泰時は家督相続を強行したため(当時は長子相続の慣行は成立していない。母親の家柄+父親の生前から家督の職権を代行したりして実績を積まなければならなかった。それがなければ、父親の正室、あるいは後室の発言で全てが決まり、泰時は父の死の時は六波羅探題で鎌倉を離れ京にいました。しかも生母は死亡していたらしく、父の後妻によって家督を弟政村に奪われる危険があった)、立場が弱く合議制を尊重しなければならなかったこと。時頼の時代に北条宗家が特別な地位を獲得したこと。つまり執権にならずとも政治実権を握れるようになったこと。時宗の時代の蒙古襲来を利用して北条家の支配力を強化したこと。貞時の時代に専制が完成するも、彼の政治意欲の減退、息子高時のひ弱さにより北条家そのもの権力は家臣である御内人に移ってしまい、そして北条家の支配力に反抗した御家人に一斉に反旗を翻され滅亡、ということになります。
 大変解りやすくていい本でしたねぇ。