暑いなぁ。
少し動くと暑いです。今も荷捌きが終わったところで、ちょいと汗が・・・。
今日は図書館に本を返しに行きます。それで最後に読んだもの。
- 作者: 早瀬晴夫
- 出版社/メーカー: 今日の話題社
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
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論旨は、豊臣朝臣という姓(苗字ではない)は大阪夏の陣で滅びたのではなく、秀吉正妻の北の政所の兄、木下家定の家系が保持し認められて明治維新まで続いたんですよ、という話。まぁそれだけなんですが、興味深かったのは、まだ野史の段階で裏づけが十分ではないのですが、秀吉の父系先祖は近江の出身で、父親は元鉄砲足軽と伝えられているのですが、まだ鉄砲が伝播して間もない頃にそんな足軽が存在するはずもなく、だが、もしかしたら流れ鍛冶職であった可能性がある、ってところですかね。秀吉は武士奉公する前に針の行商人をしていたので、鍛冶職と縁がありますから。
秀吉周辺が行商人が多く、北の政所、お寧の実家も行商を営んでいた可能性が高いので、この夫婦は武士階級ではなく流浪の商人、賎業といわれる階級出身なのだろうという推測を補足してくれました。その点は面白かったです。
ただ、あちこちの歴史ムック本に記載された記事を集めたらしく、同じ論旨の文が何度も出てきて辟易しました。これがアマチュアの限界なのかしらん?系図学だと造詣が深い人のように見えるのですがね。