少し爽やかかしらん

 蒸しっとした暑さが少しとれて、ちょいと爽やかな感じになりましたわい。
 二リットルのペットボトルを飲み干したことありますか?私はあります。夏の暑い時期にやります。しかし昨日のは失敗だった。水中毒というのになりかけた。ヤバイですよ、せにょーる。まぁ一度経験したら次回は何とか大丈夫ですよ(何がだ?
 図書館で借りたホームズものを読みながら、こういうものを枕元に置いています。

 持っているのは光文社文庫版。しかしアマゾンで表紙が載っていたのが角川版の新しいものだったので、これを載せてみました。江戸後期の捕り物ものですが、主人公が乞食、物貰いの人たちで、人情ものもありますが基本的にはお金儲けで、しかも話を持ちかける岡っ引きを満足させつつも出し抜いているところが、他の捕り物ものとは違うところ。
 ただ単に面白くて好きなシリーズだなぁと思っていたのですが、ホームズを読んでから読み返すと、物語の構造が良く似ているんです。もちろんホームズは金銭で動くわけではありませんが、当局の警察官がホームズに対して必ずしも心服していないところとか、犯罪者を必ず法の下で罰する訳ではないところか、そういうところが似ていたりします。
 前に都筑さんが、このなめくじ長屋シリーズを書くに当たって、捕り物帳の元祖を書いた岡本綺堂さんが、舞台を江戸末期のホームズものを書こうと試みた。その原点に戻ればいいのだ。という事をおっしゃっていたので、なるほどと今回読んでみて合点がいきました。
 他の捕り物ものって不可思議な話にしてしまうか、人情ものにしてしまうか、どちらかというイメージが強いです。しかしなめくじ長屋ものは、そのままでは映像化は難しいでしょう。砂絵描きのセンセーをやれる俳優さんを探すのが骨です。痩せ型で凄みのある、そして四十から五十がらみの俳優さんっているかな?反町隆史さんが歳をとって落ち着きが加わったらできそうな・・・いや、少し声が高いかナ。どっちにしても深夜枠だよナ。玄人ファンが多いだろうと思うので、映像化したらたぶん皆見るだろうなぁ。と思ったりします。
 昔、ビートたけしたけし軍団がやったやつはダメです。あれは大変ダメです。ただのコメディーになっちゃった。あれが悪く引きづっちゃってドラマ化できないのかもナ。