梅雨に入ったそうですヨ
例年よりも早い梅雨入りです。そして、こんな風にシトシト降る雨も久しぶりではないかしらん。天気予報士さんの説明によると、梅雨前線の北側に位置するとシトシト、南側にいるとドバッと雨が降るらしいです。南側だと湿った暖かい空気が流れ込むので、その分雨量が増えるらしいです。毎年夏が暑くなっているようですから、今のうちに貯水池・・・貯水地の山間部に雨が降ると水不足にならなくていいと思います。水は大切だ!
久しぶりに本棚から取り出して読んでみました。
- 作者: 宮崎駿
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 1987/07/01
- メディア: コミック
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この作品で一番好きな登場人物はトルメキアの毒蛇の牙、ヴ王なんですが。いや、だって「政治の本質は失政だ!」って断言する男ですよ。すげー楽しい!何かを実行すれば誰かが利益を得ると同時に誰かが必ず不利益になると知っていないと言えない発言。実は『風の谷のナウシカ』に出てくる登場人物中、もっとも醒めきった男ではないかと思います。
しかし再び読み返してみて、土鬼(ドルク)の軍司令官だったチアルカもいいですね。皇弟ミラルパと帝国への忠誠心、それと軍民や国土への愛情ゆえに苦しみながらも人々を生かそうとする苦悩や努力が心を打ちます。
無知と笑う事ができるけど、それゆえに純真な蟲使いたち。ナウシカに従う為に選抜され、自分の財産や蟲までも放棄してついていく姿とか、理想からつくりだされた故に時とともに醜くその姿を変貌させた『墓所の主』とか、ああ、なんでこんなに脇役が好きなんだろー。
きっとナウシカという人物が隙なくつくられているから、ちょっと好きになるには抵抗があるのかも知れません。いや、だって、この人、理想的な主人公ですからねぇ。
やっぱり原作にのっとった再アニメ化して欲しいなぁ・・・。
映画版の記憶が薄れないとムリか。あのご都合主義的ラストがどーもなぁ・・・あの時間に物語を収めなければならないから仕方ないのだろうけど、同じシーンでもマンガ版の方が好きだなー。