雨は・・・やんだ?

 昨夜真夜中過ぎから今朝方まで激しい降りでしたが、十時半近くになってやんだ?ようです。
 最近の雨は、しとしとじめじめと長々降ることが少なく、どばっ!どばっ!と勢い良く降ってはやんで、降ってはやんで、大変メリハリがあるようですねぇ。これも温暖化、日本亜熱帯化の現象なんでしょうか?
 寒いより暑い方が私は好きなので楽ですがネ。
 今図書館で借りて読んでいるのは、前のウェリントンの伝記から引きずってナポレオン絡みなんですけど。

戦争と平和〈1〉 (岩波文庫)

戦争と平和〈1〉 (岩波文庫)

 私が読んでいるのは岩波版です。訳者の方が色々気をつかってロシア人気質や当時の社会風俗などをコラムで紹介して読者の便を図っているので、割とすんなり作品世界に入れます。文体も読みやすいので『ロシアの文豪トルストイ』という売り文句で引かなければ(いや文豪って響きは、なんか敷居を高くしているような気がしましてね)結構楽しめます。話も表面的には昼メロの世界や冒険小説のテイストがあってなかなか面白いです。
 ロシア人のナポレオンや同盟国オーストリアへの感情が垣間見えて、そして冷戦時代のイメージにどうしても引きずられる私のようなものからすると、結構目から鱗な情報もたくさんあります。
 ロシアの人たちというのは、ヤンキー気質と似ているところがあるかも知れません。冷戦時代のハリウッド映画の印象はどうみてもドイツ人の悪役です。ロシアの人たちは大らか(つまり大雑把)で几帳面とは言えず、そして情熱的という印象。法律家を「冷たいもの。人工的なもの」と表現するところに、この人たちの本質があるのではないかと思ったりする。法で物事を決するということが血肉になっていない感じ。人情味あふれるということは、よそ者を受け入れるのに時間がかかるのかも?とか思ったりしてね。どうなんだろう・・・?
 長い話なので時間をかけて読みますよ。まだアウステルリッツでナポレオンが絶頂期に入ったところだしね。
 しかし、『戦争と平和』の記述では会戦の経過はまったく理解できません。基本的に戦記ものじゃないからか?『戦争と平和』なのに?