今日も暑くなりそうです。

 午後は車で配達しまくりですから、大変暑くなることと存じます。あうあう。
 ネットゲーのROの方は、何とかお金儲けの算段が確立できそうです。Lvは休止です。とりあえずお金を稼がないとスッキリしねー!!
 原稿の方は何とか暁光が見えてきました。なんだか走るべき方向が見えたという感じで、文章は映像とかでは表情などで表現できる微妙な心の機微を文章化しなければなりませんから、当たり前の話ですが、それをどういう説明で表現するかで四苦八苦してしまいます。人の心の動き、それも女性の心の動きって難しいなぁ。なんでこんな話を思いついたのだろうかのぉ・・・と悔やんでも仕方ない。とりあえず書き上げろっ。
 でもラウルくんシリイズなのに、何故ラウルを一月以上書いていないのかは不思議なんですがネ。今の原稿。
 昨日読み終えたもの。

蝦夷の古代史 (平凡社新書 (071))

蝦夷の古代史 (平凡社新書 (071))

 古代から中世初めの、つまりは平安末期までの東北地方の歴史なんですけど、なかなか初めて知る知識が多くて嬉しかったです。藤原氏や源氏や平氏軍事貴族たちが自らの利権の為に東北以北の『蝦夷』たちと交易したり戦争したり、統率したり、その権利を相争っていたりして武士団の栄枯盛衰が密接に関わっているのだなぁ、と。それから北海道のアイヌとは同根文化のようですが、だからといって必ずしも同族というわけでもないという事も。あと、蝦夷アイヌの『反乱』が『日本』との対立軸で教科書では説明されていたような気がしますが、これも必ずしもそればかりではなく、アイヌ側の部族間トラブルや交易上のトラブルが大きく発展したケースが多いようです。江戸時代のシャクシャインの反乱はどうだったのかなー。
 あと、こんなのも。
スイス傭兵ブレーカーの自伝 (刀水歴史全書)

スイス傭兵ブレーカーの自伝 (刀水歴史全書)

 借りた時は「スイス傭兵ブレーカーの自伝」だと思っていました。何処が違うって?傭兵ブレーカー、つまり傭兵隊長の事かと思っていたのですよ。ところが傭兵とは名ばかり・・・って、一年間プロイセン軍に属してフリードリヒ大王の指揮の下(もちろん直接指揮ではないけど)ポロヴィツの戦いに参戦・・・というか砲撃にさらされたというか・・・そして頃合を見て脱走してスイスに逃げ戻り、その後は綿糸行商として不況下で借金に苦しみながら生きたという・・・何処が傭兵やねん!
 つまり、スイスの行商人ブレーカー氏の自伝であります。はぁ。でも、十八世紀後半の庶民が自叙伝を物にするなんてほとんどないことなので、当時の庶民の生き様が生き生きと現れております。貧困の中の喜びや、医療知識の欠如による怪我や病の悪化による死。農業をやるにも借金、真面目に働いていても借金、借金、借金。
 ほんと、庶民はつらいよ、って感じです。ブレーカー氏のささやかな商売はフランス革命とその後の混乱期で絶望的になり、いや、ほんと、革命なんてろくでもないものなど改めて思いました。・・・死の直前に破産だなんて、ひどいなぁ。
 それが人生なんだね。現代はまだマシなんだなぁ。