連日報道されている事をみて

 四川大地震と呼ばれている今回の災害。うちのアパートに入居している方の中で成都出身の人がいまして、里帰りしている最中に被災されている・・・のか、無事なのかどうなのか解りませんが、色々と心配であります。
 とはいえ、チベット問題が中国にとってはいい具合に吹っ飛んだよなー、とか思いつつ、被害報道は中国本土に関する事ばかりで、チベット自治区に関する事は一つも入ってこないなーとか、色々と疑えばキリがないのは相変わらず。
 古い岩石の地層が多いために振動に対して脆くなっていることと、やはりレンガ積み、細い鉄骨建築など、地震に対してそれほど備えていない建物である為、倒壊の下敷きになった人が多いようです。山岳地だから土砂崩れで道路が寸断されると、まったく交通網が麻痺してしまい、それが被害の把握を妨げています。
 しかし、中国が災害支援を望むなんて初めての事ではないかしらん。身内の問題は身内で解決したがる、自国の問題を他国に晒すのは恥だ、というのが中国人の考え方だと思っていたのですが、若干変わってきたのでしょうか?洪水や飢饉などの災害は今までもあったはずだけど、こんなに大々的に報道されるのは初めてではないかと思います。
 現在の政府執行部は長老派から批判的に見られているとも聞きますが、やはり中国も少し変わってきたのかもしれませんね。
 対照的なのがミャンマーのサイクロン被害。外国の援助に非協力的な軍部は、これを機に軍への依存度を高めようとしているのかも知れません。これはまた、大丈夫なのかなー。ミャンマーには日本の企業が、ぶっちゃけるとうちの仕入先のメーカーが工場を持っていたりして、その状況がどうなっているのか、まだ情報が入ってきません。夏物の生産上がりはひと段落していると思うけど、冬物は間に合うのかなー。
 とかなんとか、ちょいと深刻な時事ネタを時々書いてみたりする。