またも雨

 しかし、新緑が美しいですのぉ。古い濃い緑に映えて美しいっ!
 ROでは衝動買いをしてしまったなぁ。+10パイクs4というものを。いや、あんまり市場に出ないし、今+10パイクの対兄貴槍を人様から借りているので、やっぱりねぇ・・・借りているものは返さないとね。
 色々クエをやろうとも決意しました。レベルが上がったらデスペナの衝撃を少なくなると思うので。帰ったらプリントアウトしよう。
 大岡昇平さんの『レイテ戦記』、筑摩の全集版で読んでいるので分厚くて手に持って読みづらいのですが、これはかなり調査して書いていらっしゃいます。日本側、アメリカ側、双方の公式記録、私的な手記、インタビューをそろえて、時々日本人である私情を交えながら、しかし勤めて客観的な立場から書いています。物資の乏しい日本軍がゲリラ以上にゲリラ的に戦い、アメリカ側は一々それを掃討しなければ先に進めない。そういう印象の戦いですね。
 同時進行で太平洋戦争最後の海戦が行われたのですが、これはどっちの側にもしまらない印象。日本側はアメリカ側のミスに乗じて作戦目的を達成できそうであったのに、おそらく無意識の恐怖から本隊が撤収しまい、アメリカ側は思い込みと誤認、連絡不徹底から連携が取れず、主力の機動部隊が右往左往して主戦場に参加できず、結果としては日本海軍は二度と艦隊戦を挑めない状況になってしまうのですが、なんかすっきりしない海戦でした。
 まぁ、建造、維持に金のかかる艦隊は各国とも温存する傾向にあるので、絵に描いたような艦隊決戦はそうそう起こらないようなんですけど。
 しかし、解ってはいた事ですが、実際に砲戦、艦隊戦に参加した人たちの実体験が語られると、生き地獄とはこのことか、と思える状況が展開されます。戦艦や空母といった大型艦船はおろか、小型艦船でも艦砲の直撃を受けるという事は、よほどの事がないとありえないみたいです。回避運動している船の移動を推測して着弾点を決めるのだから、当たり前なんだけど。しかし直撃しないからといって無事で済むはずがなく、特に発射速度の早い速射砲なんか船そのものへのダメージは軽微ですけど、爆風やら破片やらが乗員に襲い掛かり、その結果、船は肉片と血の海になってしまうのですな。即死できた方が幸せという状況にもよくなるようです。
 いやー、ほんと戦争なんてやるもんじゃないよ。酷いとしかいいようがない。