昨日はヤバかった
何がヤバイって会社の通帳を落とした・・・ひぇー!!
まぁ通った場所を再確認して見たら、横断歩道よりややはずれた場所の道路の真ん中に落ちていて、何台かの車に踏み潰された痛々しい姿で発見できたので、一安心なんですが。
もともと深いズボンの脇ポケットに入れていたはずなのに、そして通帳に挟み込んでいた現金や用紙はポケットの中にあるのに、何故に通帳だけがポケットから零れ落ちたのか・・・なかなか不思議な現象ですな。まぁ不思議な事というのはどこにでも転がっているので、別段不思議がる事はないのですが(矛盾
昨日読み終えたもの。
- 作者: 辛島昇
- 出版社/メーカー: 山川出版社
- 発売日: 2004/04/01
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ただ解った事は、インド仏教は商人階層の支持で栄えたものの、在家信者との接触が少なく、為に日本で言う檀家が衰えると経済基盤と人々との接触を失い衰亡したらしいということ。同じような支持基盤のジャイナ教はそうでもなかったので、商業活動が衰えた中世でも人々の間で生きながらえたらしいです。
現在経済的な力が増し、中国、ロシア、ブラジルとともに金融業界から熱い目で見られている(見られていた、か?)インドですが国としては構造的な弱点はそのままのようです。初等教育の普及が不十分で識字率は高いと言えず、一握りの階層が富を独占するという、中国とかでも起こっている現象がそのままあるようです。
面白いのは、イギリスの植民地時代にエリート階層がイギリス式の政治を学んだお陰で、アジアの国では珍しく軍政というものが敷かれた事がない、とのこと。ただしそれが即、健全な民主主義にはならず、長らく一握りのエリートの利益、理想ばかりが追求されて混乱していたみたいです。
今の経済的繁栄を、いかにして全国民レベルに広げていけるか。それが国家としてのインドの命題・・・みたい?
パキスタンが軍政国家になっている遠因は、イギリス植民地時代の大反乱で、インドから見ると辺境に位置するパンジャーブ、つまり今のパキスタン出身の兵士を多く採用した事があるらしい。
良くも悪くも、植民地支配した国の影響は残るわけですナ。韓国や台湾にとっての日本同様に。