寒いです。
昨日と変わりませんが色々とお寒いです。はい。
西国戦国期の合戦について読み終えまして、九州島津氏とか龍造寺の事とか大友氏の事とか解ったりして。
戦国大名の弱体化、あるいは滅亡パターンというのは、配下の国人領主をいかに繋ぎとめつづけられるか、に掛かっているようでして、大友の場合は島津との日向における決戦で支配体制が弱体、龍造寺の場合はもともと国人領主であり権威はないものの急速に力をつけ、大友の支配体制が弱体したところで毛利の支援のもと(実際はほとんどなし。ただ北九州の国人領主にはそう喧伝していた)、筑後、筑前を切り崩し肥前を制圧していったのですが、配下に組み入れた有馬氏の配下の領主達が有馬氏を飛び越えて龍造寺と直接結びつき有馬氏から独立しようとしたので、有馬氏が島津に寝返りそれが呼び水となって決戦が行われました。激戦の結果龍造寺隆信が戦死してしまい、その支配体制は瓦解しました。時間が許さなかったのですな。
島津氏は九州全土を征服する勢いでしたが、秀吉の停戦令を受けてかなり優柔不断になり、籤を引いて侵攻先を決定する始末・・・島津義久のイメージが変わったが、まぁ一族の盛衰が掛かっているだけに神にすがりたくなるのも解るけどネ。しかしそういった態度が響き、また一般の雑兵が戦場での荒稼ぎ、略奪目当てなので、それがすむと勝手に帰還してしまい、補給の問題とかではなくて時間の経過と共に軍勢が弱体するというお粗末な状態に。それで豊臣軍の侵攻を受けたから、まぁ自分の本国でないと迎撃できないという羽目になったようです。
とはいえ豊臣方も威張れない。動員能力は島津を圧倒していても、兵站の問題は未解決で、薩摩一国に追い詰めながら妥協して島津の降伏を認めず長期戦となっていたら、こちらも軍勢瓦解の危機にあったらしい。のちの小田原合戦でも兵站問題は十分に解決していなかったという説があり、補給の問題は日本人にとって第二次大戦まで鬼門のようです。今は補給専門部隊みたいに海外に出かけてますが、どうなんでしょうね?
あと、本日買ったもの。
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