寒々しい
冬ですからナ。明日は雨だそうで、困っちまうよセニョール!(誰に言っているのやら
東京に出発する29日は雨が降らないで欲しいです。30日の晩も降らないでほすい。
そして買ったもの。
- 作者: 志村貴子
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/12/25
- メディア: コミック
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読んでる途中のもので、一向一揆と石山合戦についてのお話があります。あ、いきなり日本史に話は変わるぜ。前に読んだ南北朝の動乱期の話は、何だか要領を得なかったが今回はなかなか面白いというか新たな情報が入って楽しい。
まず、一向一揆という概念自体が室町や戦国期にはなかったとのこと。彼らも他の一揆同様『土一揆』と称され、信長軍もそのように呼称していたこと。一向一揆の呼称は江戸中期になり東西の本願寺が対立論戦していくなかでできあがったものらしいです。ついでに法主の命令に従い、極楽浄土を信じて命がけで戦うというイメージも。
現実の門徒たちはもっとドライでして、信長の時代よりも五十年遡る頃、時の室町幕府の最高権力者、細川政元に動員を依頼され前例がないからと断り続けても断りきれず、結局和泉、河内の門徒に細川勢に加勢するよう要請したのですが、やっぱり「前例がないから」と断られているんですナ。自分たちと関係のない大名同士の争いには関与しないという態度が楽しいです。同じ時期、加賀では細川氏側について追放された将軍足利義稙を支持した守護大名富樫氏を滅ぼしていますが、これは自分たちの利害に合致したからのようです。
こういうのを知るのは楽しいなぁ。にやにや。