さて昨日の続きです

無限の住人(22) (アフタヌーンKC)

無限の住人(22) (アフタヌーンKC)

 先日読んだブラッドハーレーの馬車と合わせて考えてみると、今更とは思うけど、沙村広明という人は夢も希望もない状況を描くのが好きで好きでたまらない人なのですネ。ほんとに今更なんですが、今回読んでいて、うわっ、そこまでやっちゃいましたかと思ったり思わなかったり。もー、誰が勝っても爽快感など何処にもなく、また青年誌だから、良い子の皆が読んでも安心ラストとというものはありえないし、というか沙村さんならありえないし、可能性があるのは凛だが、この娘はなー・・・まぁいいや。破滅に向かってれっつらごーって感じが好きです。
EDEN(17) (アフタヌーンKC)

EDEN(17) (アフタヌーンKC)

 こっちも、うわーってな感じです。重要人物として出てきたような人間が、また何の感傷もドラマも残さず消えてしまった。二人も。しかもまたまた大変です。今度は地球が大変です。そしてまたイヤんな話が載っていたりしてな。

 この二作品、好きなんだけど読後に人間なんて、人間なんて!!って気持ちになって軽く鬱が入りそうで、そんな自分が好きになったりします(アレ?
 しかし自分も小説で結構似たような事を書いたりしているので、酷い事には変わらないのかも?あうあう。