うたた寝うたた寝・・・

 実をいうとあんまり気持ちがいいものではない。寝起きが悪いあっしなんざ特に。でも、うたた寝しておかないと運転中に睡魔がやってくるのですよ。あうあう。今日も危なかったぜ。こりゃいかんと車を止めて、よしうたた寝するぞ!!と気張ると一睡もできない。何故だ?
 今日読んだもの。信玄がなんちゃらかんちゃら。まぁ武田信玄の本でした。新しいところは、今川、北条とともに結んでいた三国同盟を破った時、北条に対する根回しが完全ではなかった・・・あるいは、駿河への侵攻の機会を窺っていたらしい北条に先を越されない為に拙速で攻めたはいいが、今川の援軍としてやってきた北条勢の為に劣勢に陥ってしまい、橋頭堡を残して一端甲斐に退却していたこと。その上で北条封じ込めの陽動作戦を行い、徹底した篭城戦に持ち込んだ北条が外征態勢を整えられないうちに駿河を再征服したというお話。
 北条との戦いは、実は上杉謙信相手よりもかなり際どい戦いになったようです。まぁ、長年手を組んでいた相手と戦うのですから、手の内を知れているし、日本海側が本拠の謙信よりも近い相手ですし。北条は結局謙信との同盟が上手く機能しなかった為、氏康死去を機に武田と秘密裏に和睦してしまいます。このあたり、義の武将というイメージながら、まったくもって他者にとって頼りになる同盟者ではない上杉謙信の実像が浮かび上がってきます。
 武田勝頼上杉景勝と同盟を結んだばかりに孤立する羽目になっていますしな。景勝も養父謙信同様『義』の人って評価・・・おかしくねーか?