すごい話を聞いてしまった・・・

 本業の話ですが、商売ってエゲツなくやろうと思ったら果てしなくできるものなのね・・・うひー!!という話でした。
 地元では高利幅を取り低利幅で他地域に攻め込んでいたM社は、今他社に地元を荒らされているとか、I社はメーカーにぎりぎり一杯値下げさせて、そのまんま、右から左の値段で入札を落札し、後日自社製品を売り込む布石にしているとか、まぁ、酷い話でんな。M社の場合は過去の罪業が跳ね返ってきたというだけで、やれやれって感じなんですが、I社に関しては酷い。メーカーの利益にもならない。そのむちゃくちゃな低掛け率のせいでメーカーイメージは落ちるし、いずれそこの商品は締め出されてしまうし、その話を聞いた他のお客さんが「もっと買っているんだからもっと値下げしろ!!」とか言ってくるし。
 うちらの業界は、もっとも仁義なき世界といえるかも知れません。モラルというものが欠落すれば、どこまでも酷くなれるのが世間というものですが、誰でもお気軽に商売できると考えて業界に入り、値段をかき回すだけかき回して没落するという業者も珍しくはない。
 もともとの商圏規模もそれほど大きくありません。トップメーカーといえども200億ほどです。糸偏自体価格低迷で地盤沈下しているのですが、業界全体がブランドを維持する方向には動いていないため、あんまり旨味がない商売になりつつあります。お客さんにたかをくくらせてしまった売り手の責任なのですが、全体的な景気も上向いていないため、大手大口ほど低価格に流れています。
 まぁ、トヨタ方式が幅をきかせている限りは、仁義なんてないのかも知れませんねー。

 そういえば安倍さんの内閣で農相交代劇はこれで三度目ですネ。
 自民党が変わっているのか、安倍さんとその周辺に政治運営能力がないのか・・・ないことはないけど、あまりにも脇が弱いのかしらん。
 うっ、なんか、あんまり明るくない話題だなー。