雨?曇り?

 よく解らん天気でしたよ。
 転寝するには最適でしたが(マテ
 転寝すると結構そのあと頭がはっきりしていいのですが、やっぱり夜は眠いです。何をやっているのかよく解らなくなりますネ。どーかしていますよ、ほんと。
 図書館で借りた本を一冊読み終えたのですが、ふーん・・・って感じで終わりでした。ローマ帝国時代のブリテン島の話なのですが、ローマ帝国というものは、人々を一元に支配したのではなく、極言すれば、ただ安全保障とその為の税金を取っていた存在にすぎない。少なくともブリテン島の人々にとってローマは平穏な生活を保障してくれるが、それ以上でもそれ以下でもない存在でした。
 ローマ中枢から見れば北の果て、辺境も辺境の国で、あんなところを征服したって採算が取れない、というのが元老院階級や知識人たちの意見だったようです。塩野七生さんはガリアの後背を安定化させる為にブリテン島を征服した、と言います。今日読み終わった本の著者は、軍事の責任者である皇帝にとって、征服した実績というものは威信を持つために必要不可欠であったから、ブリテン島を征服した、といいます。
 まぁ、一つの目的では、あまり物事をやらなかったのが最盛期の古代ローマですから、たぶんどの理由もあっているのでしょうね。
 しかし、これが為にチャーチルなんかは『イギリスは文明化されているが、ライン川の向こうはローマ帝国じゃなかったから蛮族だ』なんて無邪気に発言しているのですから。まぁ、いいですけどね。
 あ、ブリテン島というのは日本人が『イギリス』と呼び習わしている土地の事ですヨ。