え、今日まで?

 晴れは今日までみたいです。明日からは雨の日々・・・ほんとか?
 午前中にトリコロールをちょろりと書いていました。意外に書くことが快感です。やっぱお話をでっちあげるのが好きなんだなーとか思いましたネ。
 その後、ネットゲーのROをやり、不覚にもデスペナをくらい(死ぬと経験値が1%失われるのです)、その後、本を音読しながらホムンクルスに餌をやりつつ露店してしました。いや、餌やらないと親密度が増えないものですから。そしてなかなか増えないのですよ、親密度が。まぁいいけど。
 読んでいた本は塩野七生さんの『神の代理人』アレッサンドロ六世とサヴォナローラです。書簡と年代記を記述する形の面白い構成で、しかも法王ボルジアが私は好きなので何度も読み返しています。書簡とか年代記とか日誌ですから音読してもなかなか雰囲気がいいかも知れないと、試してみました。結構いいです。悪徳聖職者と名高いアレッサンドロ六世ですが、政敵で事実上の後任法王ジュリオ二世のプロパガンダの影響のせいですネ。政治家としては歴代法王では上位に食い込むのではないかと思えるほどの切れ者ですから、その行動を読むのは楽しいです。
 サヴォナローラは、気の毒な独裁者、というイメージしかないです。宗教改革者として評価されるかも知れませんが、その発言(説教の形を借りた演説と、法王ボルジア宛の手紙など)の支離滅裂さを知ると、整合された、つまり理性的で『悪賢い』イメージがなく、野心を持ってしまった善人という感じであんまり読んでいて楽しい存在ではありません。
 たぶん、それが塩野さんの評価なんでしょうネ。
 でも面白いなぁ。