予報は当たりました

　ちょいと過ごしやすい雨の日でした。そんなに蒸し暑くなかったので。明日は蒸し蒸しするようですよ。あう。
　今図書館から借りてきて読んでいるのは下野(栃木)の宇都宮氏の歴史とレイモンド・チャンドラーの短編集。平行して読んでいます。
　宇都宮という武士は清原、紀という本姓を持つ武士団の棟梁格で平安末期から続く関東武士の名門です。しかし家祖の正体は不明。一応藤原氏という事になっているようです。
　今も宇都宮市って著名な地名として残っていますが、もともとは大物主という神様と、あとなんだっけ・・・忘れた。まぁ二柱の神様を祭る神社で、平安末期に急速に社格を上げたそうなのです。それにのっかって宇都宮という武士団も成長した感じ。ただ鎌倉時代はそれなりに有力でしたが、南北朝の争乱では何だか下手な立ち回りをした挙句、当主と嫡男が南朝、北朝に別れて争う始末。何とか足利幕府の一員になりましたが、京の将軍と鎌倉公方の対立に巻き込まれ、将軍派であったため戦国期まで当主が若年で死んだり、幼児が当主だったりとまぁ弱体化の条件には事欠かなかったようです。
　全部読んでいないけど、結末としては豊臣政権でまた下手な立ち回りをしてしまい、結局お取り潰しに。あいやいやー。
　レイモンド・チャンドラーはハードボイルドの教祖らしいのですが・・・気障で不必要なんでは？という立ち回りや暴力シーンがあったり、筋立てが良く解らず急転回してすぎる演出とか、何だか突っ込みどころが多いです。まだ十数ページしか読んでいないのに・・・。短編だからなのかなぁ・・・。