天気予報が当たりました。
少しばかり時間は遅れましたが、雨が降り肌寒くなりました。珍しい事もあるもん・・・げふげふ!
気がついたらご近所の藤の花は散っていました。藤は意外に早く散るものなんですネ。
そういえば昨日の夕刊に、ミツバチが自滅行為をしている、なんて書いてありました。だいたい春には新しい女王蜂とその一団が巣立ちするらしいのですが、今年はそれがない。どころか働き蜂が幼虫を巣から出して捨ててくる、なんて信じられない行動を取っているそうです。・・・今年は蜜や花粉が少ないから口減らししているとか?
『本能寺』を書くために読んだ本の中に、十五・六世紀は飢饉の時代だったというのがありました。
というか、人間の歴史の中で飢饉でなかった期間の方が少ないようです。日本の歴史にしてみても記録に残っている限りでは江戸中期と大戦後の高度経済成長期ぐらいです。
天候不順もありますが、人が増えて従来の収穫量では食べられなくなり、他所から奪い取るとか、争って田畑を荒らすとか、人を殺したり奪ったりして耕作する者がいなくなり耕地が荒地になってしまったりとか、結構人災だったりするようです。
食の保証をする事ができた国は長続きし、できなかった国は戦乱に巻き込まれます。食を保証するには安全を確保せねばならず、結局平和でなければダメだということ。
人の歴史は、それの追及だという事ですネ。
人道的な立場からというよりも、生き抜く為の最良の手段であるけれども、皆が食えるような条件が整わなければ奪って生きなければならないものがいれば、容易に崩れてしまう条件です。
だから古代ローマで達成しても、システムが崩れて維持できなくなり近代まで人は平和を手にできなかったんでしょうね。
なーんて事を考えてみたりして。
天候不順でミツバチとかなんとか言っていられるのはシアワセですネ。