肩こりがー

 鼻水と肩こりがちとつらいです。
 天気はいいけど風はやや冷たい?でも明日は暖かいという予報です。天気予報なんて当たるも八卦当たらぬも八卦って感じがしますけどネ。
 

ムッソリーニ―一イタリア人の物語 (中公叢書)

ムッソリーニ―一イタリア人の物語 (中公叢書)

 図書館で借りて今読んでいる最中のもの。珍しいことにイタリア人の著者が日本語で口述筆記してもらって書いています。こういうのは珍しいですよね。著者の本業は日本文化研究みたいですから。
 そういえば高島俊男さんのエッセイにドナルド・キーンという日本文化研究者の話があって、この方アメリカ人ですが、古本屋でなんとはなしに買った欧米人の源氏物語研究書を読んで日本にはまったそうで、太平洋戦争中は日本語能力を買われて参戦していたけど、日本兵を殺す現場にいる自分の背嚢に、愛する日本文化研究の本を忍ばせていて、とても悲しくなったと講演していらっしゃった時があったそーな。解らんでもないなー。あたしゃ中国とかイタリアとかドイツとかフランスとかイギリスとかインドとか、まぁ結構色々好きな国が多いので、もしもそんな立場に立ったら、凄くいやだろうなぁとか思う。
 話を戻して、畑違いの著者がムッソリーニという自国の功罪色々と背負う政治家の伝記を書こうと思ったのは、日本におけるムッソリーニの評価が余りにも低いためで、ちょいと弁護せねばなるまいと思い立ったそうです。
 確かに日本人てば、内心蔑まされていると知りつつも強いナチス・ドイツが格好いいとか思ったりしているものね。イタリアは何となく戦争にも弱くてなさけな・・・げふんげふんっ!とか思ったりもしてる。
 しかしものの考え方はドイツやイギリスよりもイタリアの方が柔軟で柔らかいのではないかと思う時もあります。全てにおいてケースバイケースなんですが、古代ローマの敬礼だけ真似して非寛容の権化であるナチスよりも、対外的には情けなくても国内的には(あんまり)虐殺とか少ない国のような気がします・・・南部を除いて。
 とりあえず読んでしまわないと感想なんて書けませんけど、イタリアの方が日本語で著作をものにするなんて珍しいと思ったので。