まだ寒いです。

 今週末まで寒いようです。雨が降ったりするそうです。はぁ、土曜日はD&Dのセッションなんですがね・・・。
 『院政』という本を読みました。それまでに院政に関する本を図書館から借りて読んでいたのですが、手元におくならダイジェストにまとめたものがいいだろうと思いましてね。
 院政というものが天皇家の家父長権確立の為にあったもので、平たくいうと自分の子孫を思うがまま天皇にしたり、譲位させたりという事をして引いては朝廷全体の人事権を握ったという事らしいですが、平安末期の混乱は摂関家内部の争いに皇位継承が乱された?みたいな事から拡大したようです。
 後白河天皇という人が本来天皇になるべき人ではなく、その前の崇徳天皇の出生に疑いありと摂関家で干されていた藤原忠通という人が噂を広めた事が原因らしいです。話は長くなるのでやめときましょう。面白いけどネ。
 しかしもっと笑ったのが、作者の後書き。中国史の同僚に誘われて中国に行った時、その乾燥した光景を見て『風の谷のナウシカ』に出てくるような風景だ、とか書いているのですよ。
 この人、いくつだよっ、と経歴を見ましたらだいたい五十代という年齢。上映の頃は二十代後半から三十代前半というところ。見ていてもおかしくはないです。うわっ、宮崎駿アニメが好きな世代が研究者の主導権を握る年になったんだと、なんか自分も歳をとったような気になりました。
 ・・・そうだよな。ガンダムの実寸大をつくる企画とか話が出るんだもんな。初回放映を見ていた世代が世間的に中堅を担ったりしているんだもの。ボトムズの実物大鉄製オブジェは見ていない人がつくったらしいけどね。