朝は暖かかったけど

 いや日中も暖かかったけど、今は寒いです。日没ですから。
 図書館で本を借りてきましたが、学研が『機動戦士ガンダム 一年戦争全史』とかって歴史群像とか、実際の戦争とか紛争とかのムック本と同じ体裁で出していたので買ってしまい、むさぼるように読んでいます。へへ。執筆者が複数なので、事前に設定解釈の打ち合わせをして書かなければ矛盾が出てしまうよなぁ、とか思いながら読んでたりする。
 戦史とか書いたり読んだりしている人が執筆していて、それなりに現実に符合するように解釈して書いているので面白いです。地球連邦政府は人口でも経済活動でも少数派の地球第一主義を取っていたので、軍事力によってスペースノイドを植民地支配さながらに威圧するしか手段がなく、既に軍部に主導権を握られていたとか、だからティターンズのような組織ができる萌芽が既にあったとか、戦争を早期に終結させると自己の立場がなくなる軍部が、南極での交渉中、締結の間際にレビル将軍の演説を流して全てをぶち壊したとか、いやはや面白いです。
 ザビ家の位置付けをコロニー設立に尽力した『名望家』出身と規定するのも面白いです。そのザビ家の面々やシャアに対する評価も他の本とは一線を画していますネ。シャアとかキシリアの評価が低いこと!シャアに関しては私も賛成です。にやり。