寒いですネ

 大変寒いです。かじかんでしまうでありますよ。
 今回図書館で借りた最後の本を読み終わって。ニッカウヰスキーの創設者とそのスコットランド人の奥さんの話だったのですが、・・・表面をなぞってみましたっ、て感じしかしないのは何故だろう・・・。
 日本のウイスキーブレンドものが多くて、安いものはスコットランドではウイスキーと認定されないようなブレンドでつくられた乱暴な商品らしいです。ニッカの創設者の竹鶴政孝氏は経営者というよりも醸造職人で(しかし化学者らしく白衣を着てブレンドしたりしている)低価格の商品開発はしたくない、という考え方だったようです。しかし住友系、アサヒビール系列の経営陣が入ってサントリーに対抗する為に、低価格の商品を売らなかったら会社が左前になっていたのも事実で、物作りと経営は別物なのだと再認識したりしました。
 奥さんのリタ・カウンさんとの間には実子に恵まれず、姉の子を養子として迎えたそうですが、夫婦仲は最後まで良かったようです。恋愛結婚でお互い大変な苦労をしたようで、それでも奥さんは日本型の専業主婦で夫を支えたようです。夫も妻の為に心配りをし、戦前はともかく戦中の厳しい時代を乗り越えたようですネ。
 何にしても偏見の強い日本人社会でがんばった事は確かです。
 読んでいると、ウイスキーとか敬遠していたものですから銘柄が出ても良く解らないのですが、少なくとも一級とかいう以上のウイスキーを飲んでみないと、本当にウイスキーを飲んだ事にはならないんだなーっとか思いましたネ。
 今度飲んでみよう。
 スナックやクラブで飲んだ時は既に出来上がっていて、舌が死んでいますからネ!