あ、忘れた

 東京コミティア、受かってましたが、店に置いたまま忘れてしまいました。はははは。まぁ新刊はないですしな。イラスト描いて下さる方に「まだぁ〜ん?」と可愛くおねだりしてみやう(ヤメロ
 日本の研究者がまとめた『朝鮮戦争』の本を読み終えて。
 朝鮮戦争というものが冷戦時代を決定付け、ソ連アメリカの軍事大国化を促したと言えるのだなぁ、としみじみ思いました。あと戦後日本の中国、韓国に対する関係の基本もつくられた、と。
 平和条約で台湾に対して値切りをしたり、韓国に対してはまったく同情的ではなく、ただただ「戦争は、もーごめん!」という国民感情に乗っかって、当時の吉田政府は動いていたようです。戦争特需、ごっつぁんって感じで。だから日本からアメリカ軍の爆撃機や戦闘機が飛び立っても、国連軍の兵站基地として機能していても、朝鮮戦争対岸の火事以下の認識しかないという、端から見ると無関心無責任な日本人の考え方ができあがってしまったのてしょうね。
 戦争を通じて北も南も国内統制を強め、韓国は90年代になるまで李承晩体制を引きずっていたように見えるし、北朝鮮に至っては未だに『金王朝』みたいなものが支配しています。
 三年間の戦争で300〜400万人が死んだという戦いは、思想が絡むと戦いは凄惨なものになるという証拠になりましたね。
 もし韓国が民主的な社会になったのなら、日本との関係も少しは改善するかも知れませんが、国家統制の為、日本を敵役にしている間は無理でしょうね。
 しかし、朝鮮半島は今も、停戦中でしかなく戦時状態であり、それが固定化してしまっているという事実は忘れてはならないのだと思いました。・・・韓国の政府筋は最近その事実を忘れたがっているように見えるけど、それって少しヘンですよね。