寒いっすよ・・・

 インド人が考えた日本のカレーですが、まず料理に不慣れである為に下ごしらえに一時間半かかりました。うひー。しかも出来上がったカレーが妙にカップヌードルカレーを想像させて、ちよっと落ち込みましたが、今朝残りを食べてびっくり。うおっ、この辛さはいいぞなもし。カレーは寝かせると味が変るといいますが、まろやかになると思っていましたけど、辛さが定着して自分好みでしたよ。しかし、やはり玉葱一つを水煮トマト缶一個と変えればよかった。辛くてトマトの酸味があるカレーが好きなんですよ。
 真珠湾の真実という本を読み終えました。驚いた事はアメリカ、イギリスの諜報能力と政略、戦略能力の高さ。顧みて当時の(もしかしたら今も)日本の情報収集能力、政略能力の低さでしょうか。日露戦争で大勝したと信じた日本人は、何か大切な事を忘れてしまったとしか思えません。強国になったと思い込んで努力を怠ったとしか思えない。宣伝戦でも中国に負けているとしか言えない。そのせいでアジア諸国に謝り続けているとも言える。
 戦争と言うもの善悪の尺度で測ってはいけない事象なのですが、二十世紀は宣伝の時代であり、自分たちの『正義』を喧伝する薄ら寒い時代でした。・・・今もそうですが。
 日本はその広報活動でも負けた訳で、第二次大戦は日本の参戦と同時に態勢が決したようなものでした。
 ・・・不思議だったんだよなー。空母一隻を実働させるのに開戦から二年って早すぎるんですよ。日本は開戦からこっちまともに稼動する空母を一隻も投入できていない。単に国力の問題化と思っていたのですが、それよりも何よりも、アメリカは開戦から二年後には戦力が整い反撃に転ずるプロセスを、開戦前から描いていた訳ですよ。つまり準備はほとんど終わっていたわけで、後はいかにして日本に攻撃させるかだけだった、というのです。
 真珠湾攻撃の艦隊の位置も、破られている無線封鎖から漏れ聞こえる艦隊や本国との通信でとっくに割り出していたというのですから畏れ入る。それでも真珠湾に停泊していた戦艦隊が壊滅的な打撃を受けたのは、ハワイの海軍、陸軍司令長官がまったく情報網から外されていたわけで・・・老朽艦と数千人の将兵を生贄に捧げれば、アメリカ国民は日本にドイツに激しい敵意をもって戦争に向かうとアメリカやイギリスの政治家、高級軍人は踏んだ訳ですよ。・・・やはり政治は冷徹であり、そして冷徹であるからこそアメリカは効率的な戦争機関となる事ができたわけで・・・うー、やっぱり日本はおサルな国だったのね・・・。
 バブルの時も思ったけど、こういう反省はちゃんと活かされているのかしらん・・・?