何とか買えました。

 冬は寒くて皆乗らないのか、夜行バスの東京行きチケット手に入りました。よかったよかった!次回はちゃんと気をつけよう・・・。
 『ある北朝鮮兵士の告白』という本を読み終って。
 社会に余裕がないと差別が激しくなるのではないだろうか、と一時期よりも多少は差別が減っているような日本にいると思います。いや、あるのかもしれないけど、たぶんあるんだろうけど、表に出てこない。だからその実態はとても陰湿かも知れないけど、出身によって将来を閉ざされる事の絶望感というのは、凄まじいですね。這い上がる為にやってきた努力が全て水の泡になるのでから当然ですけども。
 脱北する人たちと言うのは、何もかも捨てて出国するとうよりも、食べるもの、価値あるものを持って帰って残された家族を養う為にやるのだという事も初めて知りました。北朝鮮から逃げ出す人々は、政治的な困難よりもまず飢えで故郷を捨てているのですね。
 経済封鎖され貧富の差が激しくなっているらしいので、ときおりNHKとかのTVで流される朝鮮TVの放送とかも、裕福な人しか見ておらず、大部分の人にとって核実験の成功とか、核保有国になったとかはいいから、とにかく食えるようにしてくれ!!というのが本音かも知れません。
 『飢えで滅んだ国はないっ』と大見得切ったようですが、飢えで人々は死んでいくのです。国民が死んでしまったら国も何もないと思うけどなぁ。
 とはいえ、賄賂や付け届けがなければ何事も通らない国のようですし、聞くところによると制服の配給も夏服年一着、冬服二年に一着とかいうのが軍隊の実情で食う為に、生きる為に民間の農家から盗む、奪う。農家も自衛しているという状況ですから、もう末期ですね。これが十年ほど前の話ですから、今も変らないかも・・・。
 核保有国を宣言するという事は、中国とロシアの立場を悪くしている気がします。もし中国が北朝鮮を攻めたりしたら・・・誰も止めないような気がするなぁ。あ、韓国とロシアは止めるかな?