気温は低いけど蒸しっとします

 名古屋コミティア受かりました。F-5・6です。新刊は『Punks! Sine』と『不協和戦隊トリコロール』です。イベント後のパーティにも出席という事で申し込みしました。欠食児童のように食べたいと思います。にやり。
 今日読んでいたもの。日露戦争からこっち、日本の軍部を指導してきた、あるいは典型的な日本軍人とやらの評伝集みたいなもの。
 書いている人は、やや左よりで判断基準は現代のものなのですが、軍部の暴走が日露戦争の戦勝から始まったというのは確かなようです。いきなり暴走したというよりも、だんだんそういう傾向に軍人の思考が傾いていったという事ですね。
 あと、日本人がいかに『バナナーズ』であるというのも解りました。さすがにここ十年ぐらいはそういう傾向は薄れてきましたが、日本人にとって外国人とは欧米人であり、他の人々は眼中にない、という気質も明治から引っ張ってきたみたいですね。
 新鮮だったのは東条英機という人は優秀な軍官僚ではあっても政治家ではないこと。昭和天皇の幕僚長という意識で活動していたということ。生真面目であったということ、ですかね。やっぱ真面目な人は突っ走りやすいってこと?
 他にも精神論によりかかって、本来リアリストであるべき軍人が夢想を語り、その作戦立案で戦い。失敗したら面子の為に更に強行する。そして失敗の傷口を広げるという、およそ見苦しい行為を重ねているのも解りました。しかもそれが不問に付されているとは・・・日本は国力以前の問題で負け体質です。
 それに比べると今はまだマシなのかしらん。問題が表沙汰になり不都合な事をした人間はそれなりに裁かれる。隠れている部分もあるに違いないけど、露出する場合が多い、と信じたいですね。