天気予報によるとところにより雨?

 らしいのですが、私の行くところ行くところ、全てピーカンです。晴れです。暑いです。暇なので電話番しながらうたた寝してしまいました。いや、読んでいる本が第二次大戦中の独ソ戦の記録で、イメージの沸かないカタカナ地名とカタカナ語、数字の羅列でつい眠気が・・・いかんのぉ。
 アメリカ人の著者がソ連崩壊後に接したソ連側の記録を読んで、主にソ連側の視点から独ソ戦を書いてます。思ったことは、話の解らない独裁者ってはた迷惑なのね。であります。特徴的なのは軍を信用できず大粛清をしてしまってドイツとの戦いに入ってしまったスターリンソ連が、数度の大敗と国土の喪失を経て自らの失敗に気づき、有能な高級軍人たちの意見を聞いて軍や戦時国家体制を立て直していったのに対し、緒戦、軍人たちの意見に基づいて破竹の勢いで進撃したドイツ軍が、やがてヒトラーの命令で拘束され、事実誤認や認識不足によりソ連軍との消耗戦に陥り、ついに窮地に追い込まれていったということで、どちらも同じ要因で敗北にいたりスターリンは立ち直る事ができたけど、ヒトラーはできなかったという事ですね。
 まぁ国家元首が師団規模とか連隊規模の軍隊の移動にまで口を挟むようじゃおしまいですよ。人を信じられない人間は、人の上に立ってはいけないという事ですね。
 同じように敗北した日本の場合、事実誤認や認識不足もともかく、誰もイニシアチブを取ろうとせず(天皇主権だから)、責任不在のままズルズルと負けていった(ように見える)のとは少し違いますかな?


 何にせよ、戦争と言うのは目的をはっきりさせて行わなければならない政治の一環であり、それを忘れるとえらい目に合うという事ですね。やっちまったら収拾が難しいし、やるべきではないものですねぇ。特に今の日本は。