続・完璧な空です。

 天気予報は週末にも雨が降るとかなんとか言っていたけど、明日は大丈夫みたいです。このまま晴れでいけ!梅雨は明けてしまえ!いや、日曜日は外出しないからいいけどさ・・・(マテ
 書かれたのは30年ほど前なのですが、読む内容は初めて知ったので、やや衝撃だったのが今読んでいる室町幕府の財政のこと。
 それそのものが巨大な藩だった江戸幕府。北条一門そのものにすりかわっていた鎌倉幕府とは異なり、室町幕府の直轄地というものはほとんどありません。年貢が主な収入源ではなかったとは知っていました。しかし、当時の高利貸しである土倉とか関所の関税とかではなく、禅宗五山の献金が主な収入源であったと知って、びっくり!まだ途中までしか読んでいないのですが、そういう認識があればこそ、最後の将軍足利義昭織田信長に最後まで五山住持の任免権を渡さなかったというのも解りますし、京から追放された足利義昭をもって室町幕府が滅亡したとは言えない、という主張にも納得しました。
 反信長包囲網を形成した権威は足利義昭の将軍としての立場だったのですが、毛利氏の庇護のもと、規模は断然縮小していますけど足利義昭は『幕府』を主催しているのです。室町幕府というものが江戸幕府とも鎌倉幕府とも異なる、中央集権化に乏しい守護の連合体であり、将軍はその上にバランスをとって乗っているに過ぎない、という認識であるならば、多くの戦国大名に支持されている限り、足利義昭は室町将軍であり、幕府は存在する訳でして・・・なんか、おもしろいなぁ・・・
 とはいえ、我に変えれば室町幕府は五山の寄生虫でしかないんですけどね・・・