本格的な梅雨です・・・

 そういえば考えてもいなかったのですが、梅雨の時期に夏至があるのですね。先日の大阪からの帰り、既に午後五時近かったのに太陽の位置が三時ぐらいのところにあったので(早い話がとっても明るかったので)驚いてしまいました。これが夏至というものか・・・
 毎年梅雨の時期という事は、太陽が顔を見せず曇りか雨なので、日が長い事を実感できずに過ごしているという事で、何となく感動したりしてましたよ。それももう味わえませんね・・・もー天気予報は傘マークばかりですわい。
 岩波文庫版『西遊記』も最終巻まで読み進みました。ここで気がついたのですが、そういえば『西遊記』や『水滸伝』は学術的な考察をした文章を読んだ事があるのですが、文学作品としての『三国演義』の評価をした文章って読んだ事がなかったなー・・・と。
 だいたい『三国志』ものっていうのは『演義』と『正史』の違いを論じたものがほとんどで、文章表現とか『演義』の成り立ちをどうこう説いたものって、私はお目にかかった事がないです。もちろん、こんなに人気のある作品なんだからない事はないのでしょうが、しかし、一般的に売れないから取り扱われないのかも知れませんね。
 どっかで目にしたのですが、『三国志』ものは必ず『桃園結義』だの劉備が主人公でなければダメだの、曹操は悪役じゃなきゃいけないだの、そういう出版界の約束事があるらしいです。そうでないと売れないそうで。
 うーむ、やっぱり私が考えている後漢末期の動乱ものは、ネット環境か、もしくは同人で自己責任で書かないといけないのでしょうねぇ・・・長いしね。