雨→曇り

 ちょっと暑い感じですよ。
 今、第一次大戦前夜のオーストリアハンガリーの事情を書いた本と、石橋湛山について書かれた本を平行して読んでいます。
 いや、オーストリアの本は、第一次大戦の引き金となったオーストリアセルビアへの宣戦布告について、そういえば詳しく知らないなーっと思ったからで、大戦中もオーストリアってほんっとうに目立ちませんからね。きっかけを作っただけって感じだし。どうして、バルカン半島の局地戦争になるはずの戦いがヨーロッパのほとんどの国を巻き込んでの大戦争になったのか?それが知りたかったです。
 石橋湛山は戦前戦中から一貫して『小日本主義』を唱え、戦後日本の進むべき指針を示したような人なので、どういう人なのかと興味があったものですから。面白いのは、この人、自給自足を考えていないんですよねー。食糧は輸入しろって言っている。資源のない日本にとって頼るべきは人の資質のみだから、それを育てていかなければならない。そういう主張です。ある意味、過激な事ですね。しかし振り返ってみれば、日本の国土は七割が山林ですから、国土全部が平原とかいうフランスとか(ちとおおげさか)、ヨーロッパの国々比べればまったくもって耕作に不向きな地勢なので、主張は解りますね。開き直って人だけを頼りにして、平和外交しろ。その方が結果として安上がりだ。そういう事らしいです。もっとも非武装化はいいけど、それに代わる自衛手段がないといけないのですがね。まだ、そこまで読んでいないので、楽しみですな。
 今夜はプリントアウトした原稿を読み返してイラストの指定をしようかと思います。・・・書き直したいところばかりだ。忘れないでおこう・・・。でもイラストが何時出来上がるかは私にはワカリマセンけどね・・・