大変いい天気になりました。

 配達するのも気持ちいいですな。
 今日、ショートカットのつもりで笠寺あたりを通ったら、えらく混んでてびっくり。いつもは閑古鳥が・・・ごほんごほん!な通りが車と人で溢れています。なんだろうと思ったら、明日は節分じゃないですか。観音様がいるお寺さんでは明日は豆まきするんですなー。それで屋台の準備とかしているんですよ。境内はもう屋台町ができていましたし。
 そういえば、昨日名古屋のテキ屋さんの元締めさんの家(と、うちの親父が主張している)に立派な車が集まっていました。今日からの準備の打ち合わせをしていたのかも知れません。テキ屋さんもなかなか大変らしいっす。まぁ、大変じゃない業種の方が少ないと思うけど。
 昨日読んでいた『ルネサンスの路地裏』という本に、中世フィレンツェにおける肉の等級というのが載っていました。牛肉、羊肉、豚肉の順番だそうです。豚肉はあんまり上品な、都会的な肉とは思われていなかったらしいです。牛肉は高いのは解る。食べるより農作業に使った方がいいもの。羊も解る。食べるより毛をとった方がいいもの。豚は・・・食べるしかないね。だからかしらん。
 昔誤解していて、鳥類は高貴な肉で貴族しか食べられなかったらしいと知って、『じゃあ鶏も高貴な肉か!』と思っていた。違いマス。空飛ぶ鳥の肉が高貴なんですと。鷹狩とかでしか手に入らないから。鶏は庶民の食べ物だってさ。
 ローマ人は肉より魚が好きらしいです。獣臭いのが苦手なのか、狩猟民族ではなかったからか。でも辺境の軍団基地の遺跡では大量の豚の骨とか出土し、ローマ人肉嫌い説は間違い、という意見もあるそうです。
 でも、軍団兵は基本的にローマ市民しかなれなかったけれども、兵隊は軍に属している間は法的に結婚できず、除隊してから結婚していたようです。だいたい赴任地の現地人の女と結婚する。ガリア人とかゲルマン人の女・・・つまり食肉している人々ですね。結婚したら食生活が奥さんの好みにも影響されるだろうし、子供たちは肉食うでしょう。ローマ市民が結婚して生まれた子供は例外なくローマ市民権を持ち、ローマ市民権があるものは軍団兵になれます。そして子供は親の職業につく事が多い・・・って事で、世代が下れば下るほど肉食も違和感がなくなったのかも知れませんね。
 だってほら、日本人だって、肉食は薬食い(麻薬を食うのではない)っていって、上品な事とはされていなかったけど、明治維新後はだんだん広まって、今は皆違和感なく食べてるしねぇ?