・・・晴天です

 昨日とは打って変わって良い天気に恵まれました。絶好のプール日和ですねぇ・・・プールなんて何年も行っていませんが。若干中耳炎気味のようですので、入らない方が無難でしょう。
 高橋留美子氏が出した短編集を買いました。相変わらず私のツボは、こちらの短編集のようです。「うる星やつら」は、でたらめな毎週変わる世界が好きでしたが、「らんま1/2」と「犬夜叉」は一通り読んだらそれでいいや、という気分です。はぁ、「人魚の森」も再開しないかなぁ・・・。
 いつも思うのですがジャンプ系に比べてサンデー系の漫画家さんは線がきれいです。これはどうしてなんだろう?ジャンプは勢いを求めて線の良し悪しにはこだわらないという事なんでしょうか?7/4にジャンプ系のコミックを二冊買う予定なのですが、「デスノート」はともかく、「ハンター×ハンター」は線が雑な部類でしょう。ネームが読ませ、演出が良いので読んでいますが、うーむ・・・やはり少年誌は勢いが大切という編集さんの方針なんでしょうね?どっちも週刊だから仕事量は変わらん筈だから・・・
 話は変わって、先日『一条天皇』の評伝を読みました。平安時代の、藤原道長の婿で甥にあたる人です。教科書では名前しか出てこない人ですが、ある意味、その後の天皇の姿を決定付けた人物ではあります。主体的な権力者にならず、象徴としての天皇になりつつあるという意味で。
 もちろん最高意思決定者なのですが、実にマメに周りへの気配りをしているんですなぁ。この次期は道長天皇の近親者であっても外祖父ではない、さほど支配的な『ミウチ』ではないので天皇に嫌がらせをする事はあっても自分の意思をゴリ押しできるわけではない、と言った立場のようです。イメージ先行で思い込んではいけませんね。同時に後継者を実力者に託せなかった『天皇』は自分の血統に王統を伝える事はできなくなるようで、ここに『ミウチ』政治という日本特有の政治形態を見るわけで、いやはや安定しているのか不安定なのか・・・いや、不安定なんでしょうね。皇位継承が法によって確定されている訳ではない。ある意味実力者による『談合』みたいな側面もあるし・・・『談合』って日本人好きだものねぇ・・・いや、部外者以外には悪い事じゃないからね。