ご冥福をお祈りします・・・

　倉橋由美子さんがお亡くなりになった事を朝刊の記事で知りました。『大人のための残酷童話』とか、ちょいとブラックな話を書かれていましたね。ちょいとエロい。
　私が初めて残酷童話を読んだのは、中学だったか、高校一年だったか。高校二年の時には、「あれ、いいよねぇ」と後輩と話していたと思うので、たぶんそのくらいでしょう。ややエロなところがローティーンの心に引っかかるものがあったけれども、それよりも何よりも、童話の世界をブラックに処理したのが好きだった。
　同じ頃、叔父だか叔母だかが残していた他の人のエログロ短編集を読んだけど、それには何の感銘も受けなかった。というか、今の今まで忘れていました。
　文庫本になるまで待つ事、十数年。購入したのは数年前でしょうかね。今は本棚に眠っている筈です。この歳になって読むと、もちっとブラックでも良いのではないかなぁ、と思ったりもしますが、それが世代差なのか、加齢したせいなのか、解りません。
　倉橋さんの新約で『星の王子さま』が出版されるとかしないとか。・・・文庫版になるまで購入しない不良読者ですが、ご冥福をお祈りいたします。おやすみなさい。