今日も寒いです。

 寒の戻りという奴ですが、自転車で銀行にいったら、その道すがら沈丁花の香りがしました。うちの庭の奴は未確認ですが、春はのろのろと迫ってきているようです。
 仕事中、電話番しながら「図版南北戦争」という文庫本をちょろりと読んでます。大丈夫。音反応です。(そういう問題ではないような・・・)戦記録(戦記ものではない。比較的客観的な、いわゆる起こった事だけつづった物。小説じゃなくて純粋な記録)を読んでいると、戦争って本当に・・・って思いますね。人間性が暴露される。指導者の気質だけじゃなく兵士達、下士官達の考え方というのも見えてきて。
 アメリ南北戦争の戦死者の数は、参加兵力から考えても馬鹿げた数字です。実に三分の一ぐらい軽く死にます。こんなん全滅と変わりません。(トルメキアのヴ王陛下談・・・すみません。ごめんなさい。読み流して下さい)
 戦争初期は、皆戦争というものを理解していなくて、個人的な勇気を示すために、そして指揮官は部下を鼓舞する為に、あえて率先して突撃するんですな。銃撃の嵐の中を。そりゃ皆死ぬわな。
 後期になると、流石に塹壕を掘ったり、陣地をつくってから戦闘状態になったようですが、最初の頃はそういう行為は「臆病者」と罵られたようです。なんて理不尽な。
 ・・・今、思ったけど、第二次大戦中の日本軍もそういう傾向があって莫大な被害を受けているんですねぇ。本当、戦争は正気でいたもの勝ちです。まともな神経がある人が真っ当な評価を受けるべきです。・・・なーんか、そう思いました。おはり。