あー・・・そうだったのかー

 昨夜、録り貯めておいた原作オチと同じTVアニメの『鋼の錬金術師』を見ましたが・・・あぁ、あー、あぁ・・・そうだったのかー・・・なるほどねー。ま、仕方ないか。三話まで見ましたが、この構成だと三話の演出が無駄打ちというか、確かに驚きだけど別にやらなくても・・・って感じになってしまう。うーむ・・・まぁ鬼籍に入られた声優さんの声を多数聞けて、嬉しかったのですが。あと六十話以上・・・ポチポチみますよ、はい。
 さて読み終わったもの。

六の宮の姫君 (創元クライム・クラブ)

六の宮の姫君 (創元クライム・クラブ)

 推理作家の北村薫さんのお前は存じ上げていたのですが、日常系の謎解きであると聞いて、借りてみました。日常ではなかったですが、はい。文学系の謎解き、ですね。芥川龍之介菊池寛の間柄、なんて知らなかった、というか、菊池寛の事、よく知らなかったし。それを言ったら芥川龍之介の事も良く知らないけれども。
 ちなみに、芥川龍之介の子息で菊池寛から名前をもらったという芥川比呂志さんのこと・・・は知らなかったけど、三男で作曲家の芥川也寸志さんはTV画面だったか、何かのコンクールだったかで見た事はあります。まぁ、だからどうだという感じですけれども。
 つまり、このシリーズって文学好きな人には、溜まらぬ謎解きって事なんですかね。なる・・・ほど。うむむむ。確かに新しい知見を得て面白かったですけれどもね。あんまり文学者に思い入れがないからなぁ、自分。そっかぁ・・・ たぶん旧版も読んでいると思いますが、まぁ、もう少しで読み終わります。当たり前なのですが、合戦というのは名もなき兵士たちをどうやって動かすか、そしてどう被害を少なくして戦うか、が主眼であり、その基本的な事で判明した事が描かれています。
 こういうのを読むとね、近代戦(第一次大戦からこっち)のドクトリンがいかにイカレポンチなのか、解るよねぇ。特に第一次大戦の感覚はヒドイ。兵隊がただ数字になった極みですよ。そりゃあフランス、戦争恐怖症になるよ。
 こういう前近代の戦争の基本的な事が判明して、もっと一般的になると、創作物も、もっと楽しくなるのになぁ・・・と思うのは自分だけですかねぇ・・・。